
トウモロコシ
長崎農園(緑区大木戸町)
長崎 拓真
甘さとみずみずしさの極み!トウモロコシの王様「KING Sweet Corn」
・販売期間:6月上旬~8月中旬ごろ
・千葉市内で買える場所:長崎農園直売所、しょいか~ご千葉店 など
3代目農家の長崎 拓真さんは37ha(東京ドーム8個分以上!)の広い農場で、ニンジンやダイコン、ヤマトイモ、エダマメなどさまざまな野菜を育てています。
収穫した野菜のほとんどは業者に卸しているのですが、ひとつだけ対面販売している作物があります。それが、長崎農園の独自ブランドトウモロコシ「KING Sweet Corn」です。
栽培や堆肥に工夫を凝らしたこのトウモロコシは、2022年には千葉市の食ブランド「千」にも認定されています。
1株から1本だけ!甘くてみずみずしい朝採れトウモロコシ

KING Sweet Cornの特徴はどこにあるのでしょうか。
「トウモロコシの種からの開発はできないですし、天候も変えられません。ですから、土壌や肥料を工夫し、収穫のタイミングも考えて差別化を図りました」と長崎さん。
既製の化成肥料だけに頼らず、有機物を採り入れ、徹底した堆肥管理を行います。
さらに、1株に1本のみを残す栽培方法をとっています。一般的には1株から2~3本収穫できますが、1本だけを残すことで土からの養分をたっぷりと行き渡らせたトウモロコシを育てているのです。
摘果したトウモロコシはベビーコーンとして出荷していますが、これも「コーンの味がしっかり感じられる」と好評です。
トウモロコシは夜のあいだに甘くなる!? 朝4時半から手で収穫

トウモロコシは、夜間の涼しい時間に糖分を蓄えるといわれています。できるだけおいしい状態で収穫するために、長崎農園では朝の4時半ごろから収穫作業を始めます。
6月上旬~8月中旬の収穫期は、1日1,000本ものトウモロコシを傷つけないように手でていねいに1本1本採っています。
収穫したトウモロコシは時間が経つほど水分が抜けて味が落ちてしまうので、朝採ったものをその日のうちに食べていただけるようにと、直売も始めました。
農園の直売所は朝8時半にオープン。しょいか~ごなどの直売所にも、朝収穫したばかりのトウモロコシを毎日お届けし、前の日から残っているものがあっても引き上げてしまいます。だから千葉市内で販売されている「KING Sweet Corn」は、その日の朝に収穫した新鮮なものだけなのです。
甘みがギュッと凝縮!皮を残して電子レンジで加熱がおすすめ

徹底的にこだわって育て、収穫したKING Sweet Cornは、驚くほどの甘さとみずみずしさ。粒に張りがありながらも口の中に繊維が残りません。
おいしく食べるコツはとにかくすぐに食べること。
そしておすすめの食べ方は、皮を何枚か残して電子レンジにかける方法です。お湯でゆでるよりも味がぎゅっと詰まります。KING Sweet Cornを食べるときには塩もしょうゆも要りません。トウモロコシそのものの味だけで十分なのです。
採れたてのトウモロコシは生でも食べられます。直売所に来るお客様のなかにも「生で食べられますか?」と質問する方がいらっしゃいます。でも、「電子レンジにかけたほうが、生で食べるよりも甘みを強く感じられます」と長崎さんが教えてくれました。
また、少し鮮度が落ちてしまったトウモロコシは、炊き込みご飯やかき揚げにすればまた違った味わいが楽しめます。
長崎さんのKING Sweet Cornを買う

農園の直売所は基本的に毎日開催。その他、しょいか~ご、スーパーなどで販売することも。
天候不順で収穫できないこともあるので、直売所に行くときは事前にインスタグラムや電話で確認することをおすすめします。